HP OpenVMS Systems Documentation |
本書は,日本語 OpenVMS オペレーティング・システム V8.3-1H1 をインストールする方法について説明します。インストールの前に,必ず本書をお読みください。
| 改訂/更新情報: | 新規マニュアルです。 |
| ソフトウェア・バージョン: | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 for Integrity Servers |
日本ヒューレット・パッカード株式会社
© 2007 Hewlett-Packard Development Company, L.P.
本書の著作権は Hewlett-Packard Development Company, L.P. が保有しており,本書中の解説および図,表は Hewlett-Packard Development Company, L.P. の文書による許可なしに,その全体または一部を,いかなる場合にも再版あるいは複製することを禁じます。
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| 次へ | 目次 | 索引 |
本書は,日本語 OpenVMS オペレーティング・システム V8.3-1H1 をインストールする方法について説明します。標準版 OpenVMS のインストールについては『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。
本書は,システム管理者を対象としています。日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールする前に,必ず本書をお読みください。
本書の構成は以下のとおりです。
| 第 1 章 | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・キットの構成,インストレーションに必要なリソースなど,日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールする前の準備作業について説明します。 |
| 第 2 章 | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールする手順について説明します。 |
| 第 3 章 | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 が正しくインストールされたかどうかを検証する方法 (IVP) について説明します。 |
| 第 4 章 | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストレーション後に行う作業について説明します。 |
| 付録 A | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストレーション例を示します。 |
| 付録 B | XPG4 ロケール・データ・ファイルのインストレーション例を示します。 |
| 付録 C | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション検証プロシージャの出力例を示します。 |
| 付録 D | 日本語 OpenVMS V8.3-1H1 が提供するファイル一覧を示します。 |
本書では,下記の表記法を使用します。
| 表記法 | 意味 |
|---|---|
| Ctrl/ x | Ctrl/ x という表記は,Ctrl キーを押しながら別のキーまたはポインティング・デバイス・ボタンを押すことを示します。 |
| PF1 x | PF1 x という表記は,PF1 に定義されたキーを押してから,別のキーまたはポインティング・デバイス・ボタンを押すことを示します。 |
| [Return] | 例の中で,キー名が四角で囲まれている場合には,キーボード上でそのキーを押すことを示します。テキストの中では,キー名は四角で囲まれていません。
HTML 形式のドキュメントでは,キー名は四角ではなく,括弧で囲まれています。 |
| ... | 例の中の水平方向の反復記号は,次のいずれかを示します。
|
| .
. . |
垂直方向の反復記号は,コードの例やコマンド形式の中の項目が省略されていることを示します。このように項目が省略されるのは,その項目が説明している内容にとって重要ではないからです。 |
| ( ) | コマンドの形式の説明において,括弧は,複数のオプションを選択した場合に,選択したオプションを括弧で囲まなければならないことを示しています。 |
| [ ] | コマンドの形式の説明において,大括弧で囲まれた要素は任意のオプションです。オプションをすべて選択しても,いずれか 1 つを選択しても,あるいは 1 つも選択しなくても構いません。ただし, OpenVMS ファイル指定のディレクトリ名の構文や,割り当て文の部分文字列指定の構文の中では,大括弧に囲まれた要素は省略できません。 |
| [|] | コマンド形式の説明では,括弧内の要素を分けている垂直棒線はオプションを 1 つまたは複数選択するか,または何も選択しないことを意味します。 |
| { } | コマンドの形式の説明において,中括弧で囲まれた要素は必須オプションです。いずれか1のオプションを指定しなければなりません。 |
| 太字 | 太字のテキストは,新しい用語,引数,属性,条件を示しています。 |
| italic text | イタリック体のテキストは,重要な情報を示します。また,システム・メッセージ (たとえば内部エラー number),コマンド・ライン ( たとえば /PRODUCER= name),コマンド・パラメータ ( たとえば device-name) などの変数を示す場合にも使用されます。 |
| UPPERCASE TEXT | 英大文字のテキストは,コマンド,ルーチン名,ファイル名,ファイル保護コード名,システム特権の短縮形を示します。 |
| Monospace type | モノスペース・タイプの文字は,コード例および会話型の画面表示を示します。
C プログラミング言語では,テキスト中のモノスペース・タイプの文字は,キーワード,別々にコンパイルされた外部関数およびファイルの名前,構文の要約,または例に示される変数または識別子への参照などを示します。 |
| -- | コマンド形式の記述の最後,コマンド・ライン,コード・ラインにおいて,ハイフンは,要求に対する引数がその後の行に続くことを示します。 |
| 数字 | 特に明記しない限り,本文中の数字はすべて10 進数です。10 進数以外 (2 進数,8 進数,16 進数 ) は,その旨を明記してあります。 |
この章では,日本語 OpenVMS オペレーティング・システムのインストールを実行する前に理解しておきたい内容について説明します。
1.1 インストレーション・キット
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストレーションに必要な各キットは, 表 1-1 に示すメディアに含まれています。
| キット | メディア |
|---|---|
| 標準版 OpenVMS | 「HP OpenVMS Version 8.3-1H1 for Integrity Servers Operating Environment」DVD |
| 日本語 OpenVMS | 「HP Operating Environments Update for HP OpenVMS on HP Integrity Servers」DVD |
| VMSI18N キット | 「HP OpenVMS Version 8.3-1H1 for Integrity Servers Operating Environment」DVD |
日本語 OpenVMS のキットには,標準版 OpenVMS を日本語化するためのモジュールのみが含まれています。標準版 OpenVMS がインストールされているシステムに対して日本語 OpenVMS のキットをインストールすることにより, OpenVMS オペレーティング・システムで日本語機能を使用できるようになります。
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のキット名は以下のとおりです。
| HP-I64VMS-JVMS-V0803-1H1-1.PCSI$COMPRESSED |
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 では,日本語 OpenVMS V8.2-1 または V8.3 からのアップグレード・インストレーションをサポートしています。
V8.0 や V8.1 などの評価版からのアップグレード・インストレーションはサポートしていません。
1.3 日本語 OpenVMS のライセンス
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 for Integrity Servers のライセンスは標準版 OpenVMS V8.3-1H1 for Integrity Servers のライセンスと共通です。標準版 OpenVMS のライセンスで日本語 OpenVMS もご使用いただけます。
1.4 必要なソフトウェア
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストールには,次のソフトウェアが必要になります。
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールするためには,システムに標準版 OpenVMS V8.3-1H1 がインストールされていることが必要です。標準版のインストレーション手順については『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。
1.4.2 XPG4 ロケール・データ・ファイル
標準版 OpenVMS V8.3-1H1 のインストール後,日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールする前に, XPG4 ロケール・データ・ファイル・キット (VMSI18N キット) のインストールが必要です。ロケール・データ・ファイルは,標準版 OpenVMS Alpha V6.2 以降でサポートされている XPG4 ランタイム・ライブラリおよびユーテリティで使用されるもので,独立したキット (VMSI18N キット) で提供されています。
VMSI18N キットのキット名は以下のとおりです。
| HP-I64VMS-VMSI18N-V0803-1-1.PCSI$COMPRESSED | |
| 「HP OpenVMS Version 8.3-1H1 for Integrity Servers Operating Environment」DVD に含まれています。 |
ここでは,日本語 OpenVMS V8.3-1H1 でサポートする主なレイヤード・ソフトウェアのバージョンについて説明します。
1.4.3.1 日本語 DECwindows Motif for OpenVMS
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 でサポートされる日本語 DECwindows Motif のバージョンは V1.6 以上です。
1.4.3.2 TCP/IP Services for OpenVMS
OpenVMS V8.3-1H1 がサポートする TCP/IP Services のバージョンは V5.6 以上です。
日本語 TCP/IP Services は提供されませんので,標準版の TCP/IP Services をご使用ください。
1.5 インストレーションに必要な特権
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 をインストールするために必要なディスクの空きブロックは,約 100,000 ブロックです。ディスクの空きブロックが十分でないときは,不必要なファイルを消すなどの処置をとってください。
なお,現在のディスクの空きブロックは,次のようにして調べることができます。
$ SHOW DEVICE device-name
|
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストールには,グローバル・ページの空きが 18000 ページ,グローバル・セクションの空きが 103 セクション必要です。
日本語 OpenVMS V8.3-1H1 のインストレーション・プロシージャは,グローバル・ページおよびグローバル・セクションの空きを調べ,その値が上記の数字に満たない場合はインストレーションを中断します。
現在のシステムのグローバル・ページおよびグローバル・セクションの空きは,次のようにして調べることができます。
$ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLPAGES")
$ WRITE SYS$OUTPUT F$GETSYI("FREE_GBLSECTS")
|
グローバル・ページ, およびグローバル・セクション の値は次のようにして変更することができます。
GBLPAGES=<グローバル・ページの値(ページレット)>
GBLSECTIONS=<グローバル・セクションの値>
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あるいは,次のような行でもかまいません。
ADD_GBLPAGES=<追加するグローバル・ページの値(ページレット)>
ADD_GBLSECTIONS=<追加するグローバル・セクションの値>
|
$ @SYS$UPDATE:AUTOGEN GETDATA REBOOT NOFEEDBACK
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システムがシャット・ダウンされリブートされます。グローバル・ページとグローバル・セクションの値は, SYS$SYSTEM:MODPARAMS.DAT に書かれた値に変更されます。
インストレーション中に問題が発生したときのために,必要に応じてあらかじめシステム・ディスクのバックアップをとっておくことをお勧めします。バックアップ実行の詳細については,『 OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。
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