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HP OpenVMS Systems
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HP OpenVMS

HP OpenVMS
V8.3-1H1 for Integrity Servers
新機能およびリリース・ノート


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注意

このユーティリティを使うためには,以下の特権が必要です。


 NETMBX,TMPMBX,SYSPRV,DIAGNOSE,PHY_IO 

1.2 HP ソフトウェア・テクニカル・サポートのポリシー

弊社との間で別途合意がない限り,弊社は, HP ソフトウェアの現行バージョンと直前のバージョンに対してのみ,かつソフトウェアが弊社指定の構成のハードウェアのもとで使われている場合に限って, HP サービスのサポートを提供します。バージョンは,新機能,改良,保守アップデートを含むソフトウェア製品がリリースされるたびに定義されます。

以上のガイドラインに従って,OpenVMS オペレーティング・システム・ソフトウェアの現行バージョン・レベルのサポート (Standard Support,すなわち SS) と直前のバージョンのサポート (PVS) が提供されます。 OpenVMS I64,OpenVMS Alpha,OpenVMS VAX の最新バージョンに対する現在のサポート・レベルは,次の Web サイトで常に更新されています。


http://www.hp.com/go/openvms/supportchart 

以下の OpenVMS コア製品は,出荷時のオペレーティング・システムと同じレベル (SS または PVS) と期間でサポートされます。

ただし以上の製品は,オペレーティング・システムのサポート契約には含まれていないので,個別のサポート契約が必要です。

1.3 一般的なアプリケーション互換性のポリシー

OpenVMS では,従来から,公開された API はすべての後継リリースでもサポートするというポリシーが守られています。公開された API を使っているアプリケーションでは,OpenVMS の新リリースをサポートするために変更が必要になることはありません。 API の中には,まれに "retired"になるものもあり,その場合はドキュメントから削除されますが,その API はドキュメント化されていないインタフェースとして OpenVMS システムには残されます。

1.4 パッチ・キットの取得方法

HP 製品のパッチ・キット (別名,修正キット) は, HP IT リソース・センタ (ITRC) からオンラインで入手できます。 ITRC パッチ・ダウンロード・サイトを利用するためには,ユーザ登録しログインする必要があります。登録はすべてのユーザに開放されており,サービス契約は不要です。以下の URL で登録とログインを行うことができます。


http://www2.itrc.hp.com/service/patch/mainPage.do 

FTP を使って,以下の場所にあるパッチにアクセスすることもできます。


ftp://ftp.itrc.hp.com/openvms_patches/i64/v83-1H1 

1.5 ネットワーク・ソフトウェア

OpenVMS では,お客様が使用するネットワーク・プロトコルを自由に選択できます。 DECnet または TCP/IP のいずれが必要な場合も,OpenVMS ではお客様のネットワークに最適なプロトコルまたはプロトコルの組み合わせを選択できます。 OpenVMS は,弊社製と他社製のネットワーキング製品のいずれでも動作します。

OpenVMS Version 8.3-1H1 のメイン・インストール手順を実行する際に,サポートされている以下の HP ネットワーキング・ソフトウェアの中から選択してインストールすることができます。

また,OpenVMS をインストールした後に,OpenVMS Version 8.3-1H1 で動作する他社製ネットワーキング製品をインストールすることもできます。

インストール後に HP ネットワーキング・ソフトウェアを設定して管理する方法についての詳細は,TCP/IP,DECnet-Plus, DECnet のマニュアルを参照してください。これらのマニュアルは,OpenVMS Documentation CD-ROM, Online Documentation Library CD,または以下の OpenVMS Documentation Web サイトでオンライン形式で利用できます。


http://h71000.www7.hp.com/doc/index.html 

1.6 Integrity サーバのシステム・イベント・ログ

HP Integrity サーバでは,システム・イベント・ログ (SEL) がシステム・コンソール・ストレージに保存されます。 OpenVMS I64 は SEL の内容を OpenVMS エラー・ログに自動的に転送します。コンソールで操作を行っている際に,正常なブート動作で, Baseboard Management Controller (BMC) の SEL が満杯になったことを示すメッセージが表示されることがあります。 BMC SEL が満杯になった場合でも,プロンプトに従えば安全に継続できます。 OpenVMS が自動的に SEL の内容を処理して消去するからです。

1.7 Integrity サーバのファームウェア

OpenVMS I64 Version 8.3-1H1 は,サポートされる各 Integrity サーバの最新のファームウェアでテストされています。

エントリ・クラスの Integrity サーバの場合には,最新のシステム・ファームウェアを使うことをお勧めします。エントリ・クラスの Integrity サーバでシステム・ファームウェアをアップデートする方法については,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください (rx7620,rx8620,Superdome サーバの場合には, HP カスタマ・サポートに連絡して,ファームウェアのアップデートを依頼してください)。

表 1-1 に,エントリ・クラス Integrity サーバの推奨ファームウェア・バージョンをリストします。

表 1-1 エントリ・クラス Integrity サーバのファームウェア・バージョン
システム システム・
ファームウェア
BMC
ファームウェア
MP
ファームウェア
DHCP
ファームウェア
rx1600 4.27 4.01 E.03.30 N/A
rx1620 4.27 4.01 E.03.30 N/A
rx2600 2.31 1.53 E.03.30 N/A
rx2620 4.27 4.04 E.03.30 N/A
rx4640 4.28 4.04 E.03.30 1.10
rx2660* 1.05 5.06 F.01.58 N/A
rx3600* 2.03 5.14 F.01.58 N/A
rx6600* 2.03 5.14 F.01.58 N/A

* Intel Itanium 9100 プロセッサを搭載した rx2660,rx3600,あるいは rx6600 では,上記の各ファームウェア・バージョンの次またはそれ以降のバージョンのファームウェアが必要です。

セル・ベース・サーバの場合には,MP コマンド・メニューにアクセスして sysrev コマンドを実行し, MP ファームウェアのリビジョン・レベルをリストする必要があります。 sysrev コマンドは, MPを備えたすべての HP Integrity サーバで実行できます。 EFI の info fw コマンドでは,セル・ベースの Integrity サーバの管理プロセッサ (MP) ファームウェア・バージョンは表示されないことに注意してください。

MP を備えていないエントリ・クラスの Integrity サーバでファームウェア・バージョンをチェックするには,EFI プロンプトで info fwコマンドを使います。以下に例を示します。


Shell> info fw 
 
FIRMWARE INFORMATION 
 
   Firmware Revision: 2.13 [4412]          (1)
 
   PAL_A Revision: 7.31/5.37 
   PAL_B Revision: 5.65 
   HI Revision: 1.02 
 
   SAL Spec Revision: 3.01 
   SAL_A Revision: 2.00 
   SAL_B Revision: 2.13 
 
   EFI Spec Revision: 1.10 
   EFI Intel Drop Revision: 14.61 
   EFI Build Revision: 2.10 
 
   POSSE Revision: 0.10 
 
   ACPI Revision: 7.00 
 
   BMC Revision: 2.35                       (2)
   IPMI Revision: 1.00 
   SMBIOS Revision: 2.3.2a 
   Management Processor Revision: E.02.29   (3)
 

  1. システム・ファームウェアのリビジョンは 2.13 です。

  2. BMC ファームウェアのリビジョンは 2.35 です。

  3. MP ファームウェアのリビジョンは E.02.29 です。

HP Integrity rx4640 サーバには,アップグレード可能なファームウェアを備えたデュアル・ホットプラグ・コントローラ (DHPC) ハードウェアが含まれています。現在の DHPC ファームウェアのバージョンをチェックするには,以下の例に示すように,EFI コマンド info chiprev を実行します。ホットプラグ・コントローラのバージョンが表示されます。 0100 という表示は,バージョン 1.0 を示します。 0110 という表示は,バージョン 1.1 を示します。


Shell> info chiprev 
 
CHIP REVISION INFORMATION 
 
   Chip                  Logical     Device       Chip 
   Type                     ID         ID       Revision 
   -------------------   -------     ------     -------- 
   Memory Controller         0       122b         0023 
   Root Bridge               0       1229         0023 
     Host Bridge          0000       122e         0032 
     Host Bridge          0001       122e         0032 
     Host Bridge          0002       122e         0032 
     Host Bridge          0004       122e         0032 
      HotPlug Controller     0          0         0110  
     Host Bridge          0005       122e         0032 
      HotPlug Controller     0          0         0110 
     Host Bridge          0006       122e         0032 
     Other Bridge            0          0         0002 
       Other Bridge          0          0         0008 
         Baseboard MC        0          0         0235 

EFI にアクセスして使用する方法については,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。詳細は,サーバに付属しているハードウェア・マニュアルを参照してください。

エントリ・クラスの Integrity サーバのファームウェアをアップグレードする方法については,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。 rx7620,rx8620,Superdomeのファームウェアをアップグレードする場合には, HP カスタマ・サポートに連絡してください。

1.8 システム・ブートに関する注意事項

以降の注意事項は,OpenVMS I64 システムのブートに関するものです。

1.8.1 インストール DVD からのブート

サポートされる最小容量のメモリしか備えていない I64 システムでは,インストール DVD からブートすると,以下のメッセージが表示されます。


********* XFC-W-MemmgtInit Misconfigure Detected ******** 
XFC-E-MemMisconfigure MPW_HILIM + FREEGOAL > Physical Memory and no reserved memory for XFC 
XFC-I-RECONFIG Setting MPW$GL_HILIM to no more than 25% of physical memory XFC-I-RECONFIG 
Setting FREEGOAL to no more than 10% of physical memory 
********* XFC-W-MemMisconfigure AUTOGEN should be run to correct configuration ******** 
********* XFC-I-MemmgtInit Bootstrap continuing ******** 

このメッセージは,システム・キャッシュ (XFC) の初期化で SYSGEN パラメータ MPW_HILIM と FREEGOAL が正しく調整できたので,インストール時にキャッシュが効率的に使用できるようになったことを意味しています。したがって,インストールはそのまま続行できます。

1.8.2 I64 システムのリブートのセットアップ

OpenVMS I64 システムは,ユーザが EFI または OpenVMS I64 Boot Manager ユーティリティを使って,自動的にリブートするようにセットアップしない限り,自動的なリブートは行なわれません。

自動的にリブートするように I64 システムをセットアップする方法については,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

1.8.3 共通クラスタ・システム・ディスクを使ったブート

共通クラスタ・システム・ディスクを使ってブートする追加ノードの構成には,『OpenVMS システム管理者マニュアル (上巻)』で説明している CLUSTER_CONFIG_LAN ユーティリティを使用します。

I64 Boot Manager Boot Options Management Utility についての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル (上巻)』を参照してください。

1.8.4 Fibre Channel ストレージ・デバイスからのブート

多くのお客様は,Fibre Channel (FC) ストレージ・デバイスからのブートを好みます。これは,速度が速いことと, SAN 内の共通クラスタ・システム・ディスクとして使用できるからです。 OpenVMS I64 システムでの FC ストレージ・デバイスからのブートは, OpenVMS Alpha システムでのそれとは大きく異なります。

OpenVMS I64 システムにおける FC デバイスの設定とブート方法につていは,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』の「Fibre Channel」の付録を参照してください。

1.8.5 OpenVMS I64 Boot Manager Utility: マルチパス Fibre Channel ディスク・デバイスの追加

OpenVMS Boot Manager ユーティリティ BOOT_OPTIONS.COM を使うと, SAN 内のブート/ダンプ・デバイスのリストを指定できます。このリストにマルチパス Fibre Channel ディスク・デバイスを追加すると, SAN 内で検出される冗長パスを含む,デバイスへのすべてのパスがリストされます。

1.8.6 Fibre Channel ブート・ディスク: 簡略化されたセットアップ・プロセス

OpenVMS I64 Version 8.3-1H1 の Fibre Channel ブート・デバイスのセットアップ・プロセスでは,OpenVMS I64 Boot Manager である BOOT_OPTIONS.COM を使って EFI Boot Manager に値を指定する必要があります。このプロセスは,OpenVMS I64 Version 8.2--1 のインストール・プロセスでは自動化されましたが,必要な場合には,マニュアル・プロセスもこれまでどおり利用できます。

OpenVMS I64 Version 8.3-1H1 のインストール・プロセスでは, Fibre Channel ディスクの名前がブート・デバイスとして表示され,ブート・オプションに追加するかどうかが尋ねられます。このデフォルトの設定を受け入れることをお勧めします。あるいは,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』で説明しているように,インストールまたはアップデートが完了した後に, OpenVMS I64 Boot Manager を実行することもできます。

注意

システムが,rx1600,rx2600,rx4600 ファミリのサーバで, Fibre Channel ブート・デバイスが EFI ブート・メニューに表示されていない場合には,SAN 全体がスキャンされるため, EFI の初期化に遅れが生じます。

SAN の規模に応じて,この遅延は数秒から数分になります。セル・ベース・システム (rx7620,rx8620,Superdome ファミリのサーバ) では,この遅延の影響はありません。この遅延は,どの OpenVMS I64 システムでも,初めてインストール DVD から OpenVMS をブートするときに生じます。

Fibre Channel ブート・デバイスからブートしたり, Fibre Channel アダプタのファームウェアをアップデートする方法については,『HP OpenVMS V8.3-1H1 インストレーション・ガイド[翻訳版]』を参照してください。

1.9 HP DECwindows Motif

以下の注意事項が,OpenVMS I64 システム上の DECwindows Motif に適用されます。

1.9.1 サーバのスタートアップに先立って周辺デバイスを接続する

システムを DECwindows X ディスプレイ・サーバとして正しく構成するためには,以下の周辺コンポーネントはスタートアップ前にすべて接続しておく必要があります。

前もって接続しておかないと,サーバ・システムはデバイスの初期化プロセスを正常に完了できません。たとえば,入力デバイスなしでサーバ・システムをスタートアップすると,画面に何も表示されず,DECwindows が起動されません。

この問題に対処するには,すべての周辺デバイスを接続します。そしてサーバを再起動します。つまり,システムをリブートします。キーボードとマウスはそれぞれ 1 つしかサポートされません。 DECwindows が検出して使用できる周辺デバイスは, SHOW DEVICE KDB コマンドと SHOW DEVICE MOU コマンドで, KBD0 および MOU0 と表示されるデバイスだけです。

1.9.2 スタートアップ時に表示されるカウントダウン・メッセージ

DECwindows Motif をクライアント専用モード (サーバは未設定,またはマウスやキーボードは未接続) で実行すると,スタートアップ時に次のようなメッセージが表示されます。


Waiting for mouse... 
Waiting for keyboard... 

このメッセージは,デバイスのポーリングが進行中であることを示す情報メッセージです。このメッセージは,15 秒のカウントダウンが終了すると消えます。このメッセージは,通常,内蔵グラフィックスを Server Management Option の一部として含み,キーボードとマウスが接続されていないサーバで表示されます。

メッセージの表示と 15 秒間の遅延を避けるには,スタートアップに先立って,システムに入力デバイス (USB マウスと USB キーボード) を接続します。

システムでローカル・グラフィックスを使う予定がなければ, SYSTARTUP_VMS.COM に次のような論理名を定義します。


$ DEFINE/SYSTEM DECW$IGNORE_WORKSTATION TRUE 

これにより,DECwindows のスタートアップでのローカル・グラフィックスの起動が抑制できます。


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