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HP OpenVMS Systems
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HP OpenVMS

HP OpenVMS
V8.3-1H1 for Integrity Servers
新機能およびリリース・ノート


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              istream_type& get(char_type *s, streamsize n, char_type delim); 
              istream_type& get(char_type *s, streamsize n); 

3.2.1 Ctrl/P が機能しないことがある

特定の Integrity 構成では,コンソールで Ctrl/P を押しても OpenVMS から IPC (Interrupt Priority C) メニューが表示されません。Ctrl/P を使用する予定がある場合は, OpenVMS V8.3-1H1 をインストールまたはアップグレードした後に,この機能が動作することをテストしてください。

必要に応じて,以下の手順を実行することで Ctrl/P の機能を回復させることができます。

  1. SDA を実行して動作中のシステムを分析します。


    $ ANALYZE/SYSTEM 
    

  2. CLUE CONFIG を使用して,システム上のアダプタを表示します。


    SDA> CLUE CONFIG/ADAPTER 
    

  3. 表示の中で "Console Serial Line Driver" アダプタ (SRA:) を探します。


    System Adapter Configuration: 
    ----------------------------- 
    TR Adapter     ADP               Hose Bus    BusArrayEntry    Node GSIN  iVec  SCB  
    -- ----------- ----------------- ---- ----------------------- ---- ---------------- 
    ... 
     5 ACPI_IA64_I FFFFFFFF.8832E0C0   0  00 IA64_BUS 
     6 PCI         FFFFFFFF.88342A80   9  00 PCI 
                                                 FFFFFFFF.88342E58  0   0018  00DF 15F0 
                                                 FFFFFFFF.88342F68  8   0018  00DF 15F0 
    ... 
     
    Port Slot Device Name/HW-Id 
    ---- ---- ----------------------- 
     
     
    SRA: 0 Console Serial Line Driver 
    EWA: 1 A6865A (Fast Ethernet) 
    

  4. SRA: と同じ GSIN (Global System Interrupt Number) を共用しているコントローラを特定します。この例では EWA: が該当します。

  5. SDA を終了し,次のコマンドを入力します (EWA は正しいコントローラで置き換えてください)。


    $ SET DEVICE EWA0/PREFERRED_CPUS='F$GETSYI("PRIMARY_CPUID")' 
    

この手順が完了すると,Ctrl/P が正しく機能するようになります。システムがリブートしたときに正しく動作するように, SYS$MANAGER:SYLOGICALS.COM を編集して, SET DEVICE コマンドを追加することをお勧めします。 I/O アダプタを追加または削除すると,ふたたび Ctrl/P が動作しなくなる可能性があります。その場合は,上記の手順を再度実行してください。

システムをブートした時に XDELTA または System Code Debugger がロードされている場合,Ctrl/P は影響を受けません。 Ctrl/P を入力すると,次の例のように XDELTA のプロンプトが表示されます。


 Console Brk at 807CF3D2 on CPU 0 
 
 807CF3D2!            cmp4.lt     p0, p6 = 3F, r4  (New IPL = 3) 

弊社では,この問題に対する修正を ECO キットで提供する予定です。

3.3 暗号化の問題と対処方法

ここでは, OpenVMS V8.3-1H1 での Encrypt ユーティリティの修正済みの問題と既知の問題について説明します。

3.3.1 PARSE=EXTENDED

以前のバージョンの Encrypt V2.0 では,プロセスの解析スタイルが extended に設定されていると, %ENCRYPT-F-KEYLENERR エラーが報告されるという問題がありました。通常これは, encrypt コマンドの修飾子 /KEY_ALGORITHM または /DATA_ALGORITHM を使ってアルゴリズムを指定した場合に発生し,変更アクセス ACCVIO エラーとなっていました。

この問題は OpenVMS V8.3-1H1 で修正されました。

3.3.2 サイズの大きなファイルの暗号化

以前の Encrypt では,4,194,303 ブロック (2,147,483,136 バイト) よりも大きなファイルを暗号化できないという問題がありました。 Encrypt は,エラー・メッセージを表示せずにすぐにコマンド・プロンプトに戻るため,ユーザにはファイルが正常に暗号化されたように見えました。壊れた暗号化ファイルを復号化しようとすると, CRC エラーの警告が表示されていました。

この問題は,OpenVMS V8.3-1H1 で修正されました。

3.3.3 入力/出力ファイルの性能

Encrypt の入出力性能の問題に対する対処が行われました。複数のバッファを使用した読み取りと, $QIO を使用したマルチバッファの複数の書き込みを使用し,単一の RMS ブロック入出力の $READ および $WRITE での 2 レベルのキャッシュ (RMS と XFC) をなくすことで,性能が大幅に (約 40 倍に) 向上しました。その結果,特にサイズの大きなファイルで性能が向上し, CPU の使用率が改善され,入出力間の入出力遅延が減りました。また,暗号化,復号化,入出力操作が完了するまでの時間全体も短縮されました。

3.3.4 ENCYPT/COMPRESS の問題

すべてのバージョンの Encrypt で,特定の種類のファイル (特に .BCK ファイルと .EXE ファイル) で ENCRYPT/COMPRESS を使用した場合に,問題が発生します。この問題は,DECRYPT を使用して元の (プレーン・テキストの) データを復元しようとしたときに発生します。キー・レコードの CRC エラーなどのエラーが発生する可能性があります。実際には暗号化されているデータが正しくありませんが,復号化を行うまでエラーが発生しません。

この問題は,暗号化の際に /DELETE 修飾子を使用した場合,元のファイルが削除されるため深刻です。暗号化の際に /OUTPUT=file-spec を使用せず, PURGE コマンドを実行した場合にも元のファイルが失われます。

/COMPRESS 修飾子は非推奨となり,弊社がこの問題を解決するまで Encrypt では無効となりました。圧縮されたファイルの復号化は,これまでどおり動作します。

3.4 ドキュメントの訂正

ここでは,OpenVMS ドキュメント・セット内の各種マニュアルの訂正について説明しています。

3.4.1 『HP OpenVMS DCL ディクショナリ: N-Z』

『OpenVMS DCL ディクショナリ: N--Z』 Version 8.3 には, DCLII-333 ページ以降の SET SERVER ACME_SERVER に, 2 つの表記上の誤りがあります。

3.4.1.1 RUN コマンドの制限

HP OpenVMS DCL ディクショナリ』の RUN コマンドのファイル指定の定義に以下の制限の記述を追加する必要があります。

I64 の場合には,実行可能イメージのファイル指定には,ネットワーク (DECnet) やテープ・デバイスを含めることはできません。 I64 では,ネットワーク経由,またはテープからのイメージの起動はサポートされていません。

以下の変更が,RUN (イメージ) コマンドの filespec パラメータに適用されます。

実行する実行可能イメージを指定します。省略時のファイル・タイプは,.EXE です。ワイルドカード文字 (アスタリスク (*) とパーセント記号 (%)) は使用できません。 I64 の場合には,実行可能イメージのファイル指定には,ネットワーク (DECnet) やテープ・デバイスを含めることはできません。 I64 では,ネットワーク経由,またはテープからのイメージの起動はサポートされていません。

3.4.2 『HP OpenVMS V8.3 新機能説明書』

『HP OpenVMS V8.3 新機能説明書』の第 3.17 項の SCD_HARD_OFFLD は,正しくは SCH_HARD_OFFLD です。技術的な問題のため,SCH_HARD_OFFLD パラメータは V8.3 から使用されていません。詳細は 第 3.1.1 項 を参照してください。

3.4.3 『HP OpenVMS V8.3 リリース・ノート』

「Itanium 3」という名称は,「デュアル・コア Itanium プロセッサ」に修正する必要があります。

『HP OpenVMS V8.3 リリース・ノート[翻訳版]』の第 4.19.2 項「廃止されたシステム・パラメータ」で, Open VMS Version 8.3 での正しいシステム・パラメータは以下のとおりです。

IO_PREFER_CPU として示されているシステム・パラメータは,正しくは IO_PREFER_CPUS です。

パラメータ SCH_CTLFLAGS は Version 8.3 ではなくなりましたが, SCHED_FLAGS という名前に変更されています。

『HP OpenVMS V8.3 リリース・ノート[翻訳版]』の第 4.19.2 項「廃止されたシステム・パラメータ」で,廃止されたパラメータのリストが間違っています。正しいリストは, 表 3-3 とおりです。

表 3-3 廃止され置き換えられたパラメータ
OpenVMS V8.3 で廃止されたパラメータ OpenVMS V8.3 での代替パラメータ
SMP_CPUS SMP_CPU_BITMAP
SMP_CPUSH _____________
IO_PREFER_CPUS IO_PRCPU_BITMAP

3.4.4 『HP OpenVMS System Services』

「Itanium 3」という名称は,「デュアル・コア Itanium プロセッサ」に修正する必要があります。

『OpenVMS System Services Reference Manual: GETUTC--Z』の $SNDOPR の項の,「Message Buffer Format for OPC$_RQ_LOGI」の下にあるテキスト「receive the cancellation request」は,「be affected by the log file initialization!! ?DVHYCGOAHHPDMODCRKXTBVWHMSBOHAKNKCVIMODDLA?!!

OPC$L_MS_RQSTID の項では,OPC$B_MS_TARGET という名称は, OPC$Z_MS_TARGET_CLASSES に変更する必要があります。

3.4.5 『TCP/IP Services for OpenVMS Sockets API and System Services Programming』マニュアル

TCP/IP Services for OpenVMS Sockets API and System Services Programming』の表 B-2 「end-of-band mark」は,正しくは「out-of-band mark」です。

3.4.6 『HP OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』

『OpenVMS システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル』の CREATE コマンドの「パラメータ」の説明に,以下の「使用上の注意」を追加する必要があります。

使用上の注意

LIST コマンドの「パラメータ」の説明に,以下の内容を追加する必要があります。

" I64 システムでは,既知イメージのファイル名をプリントするときに,インストールされている Alpha イメージには,「A*」というフラグが付けられます。 "

3.4.7 『TCP/IP Services for OpenVMS Management』

TCP/IP Services for OpenVMS Management』の第 7.3 項「Load Broker Concepts」に次の文章があります。

"If a value is specified, the value is used instead of the term (min(235,IJOBLIM) in the following equation."

この文章は,次のように変更する必要があります。

"If a value is specified, the value is scaled to the effect that the term (min(235,IJOBLIM) * 100) is replaced by (CPU_RATING * 235)."

第 22.1.5 項「Configuring and Managing the NFS Server」に次のコード例があります。


$ @SYS$MANAGER:TCPIP$DEFINE_COMMANDS 
 
$ SYSCONFIG -r nfs_server noproxy_uid=-2 noproxy_gid=-2 

このコード例は,次のように変更する必要があります。


$ @SYS$MANAGER:TCPIP$DEFINE_COMMANDS 
 
$ SYSCONFIG -r nfs noproxy_uid=-2 noproxy_gid=-2 

3.4.8 『OpenVMS システム管理者マニュアル』 (下巻)

付録 C 「OpenVMS に用意されているタイムゾーン」の説明が,「OpenVMS Version 8.3-1H1 には,合計で 552 個のタイムゾーンがあります。」に変更されます。この変更は, ftp://elsie.nci.nih.gov/pub/ から入手できるタイムゾーンの公開データベース tzdata2006n.tar.gz に基いています。

3.5 GiCAP の機能は現在使用できない

SYS$MANAGER:ICAP$CONFIG.COM を実行している際に, "Enter (Y)es to configure this system with GiCAP support (N):" プロンプトに対して,"Y" と答えると,以下のメッセージが表示されます。


                   HP OpenVMS Industry Standard 64 
 
    Global Instant Capacity on Demand (GiCAP) configuration utility 
 
        *** GiCAP functionality is not currently available *** 
 
     *** GiCAP will be enabled at a later date via an ECO kit *** 

また,iCAP (Instant Capacity) のリリース・ノートにも, OpenVMS I64 Version 8.3-1H1 での GiCAP サポートについての説明があります。この機能は現在は提供されていませんが,将来のアップデート・キットで提供される予定です。詳細は,OpenVMS の Web サイトを参照してください。

3.6 iconv の修正

iconv 関数/ユーティリティでは,以下の修正が行われました。

3.7 IOLOCK8 を使わない FibreChannel ポート・ドライバ

多くの I/O サブシステム・コンポーネントは, IOLOCK8 スピンロックを使って CPU 間で動作の同期をとります。スピンロックを取得することにより,性能ボトルネックが発生します。 V8.3-1H1 から,各 FibreChannel ポート・ドライバ (SYS$PGQDRIVER,SYS$PGADRIVER,SYS$FGEDRIVER) デバイスでは, IOLOCK8 の代わりに独自のポート固有のスピンロックを使って内部動作の同期をとるようになりました。これにより,大部分の構成で,各 CPU の IOLOCK8 スピンロックの待ち時間が大幅に減少し,同時に FibreChannel I/O の転送速度が向上しました。

新しいポート・ドライバのいずれかに接続するクラス・ドライバには,軽微な変更が必要なので,以前のままでは動作しない非 HP クラス・ドライバを利用していないか調べる必要があります。簡単に確認する方法は, SDA コマンド CLUE SCSI/SUMMARYの出力を見て,他社製のクラス・ドライバ・デバイスの名前が,"Device" 欄の FGx0 または PGx0 ポート・デバイスのデバイス階層に表示されていないか調べることです。

詳細は,次の SDA セッション例の後の注意を参照してください。


$ ANALYZE/SYSTEM 
 
OpenVMS system analyzer 
 
SDA> CLUE SCSI /SUMMARY 
 
SCSI Summary Configuration: 
--------------------------- 
SPDT      Port  STDT   SCSI-Id  SCDT  SCSI-Lun  Device    UCB       Type    Rev 
--------------  --------------  --------------  --------  --------  ------  ---- 
81624200 FGB0 
                8162CDC0     3 
                                8162D240     0  GGA22     8162F380  HSV200 
                                8162F180     1  DGA22801  8162FD40  HSV200  6100 
                                81632900     2  DGA22802  81632AC0  HSV200  6100 
                                816354C0     3  DGA22803  81635680  HSV200  6100 
                                81638080     4  DGA22804  81638240  HSV200  6100 
                8162D400     4 
                                8162DD80     0  GGA22     8163AC40  MRD200 
                                8163B5C0     1  RJA22801  8163B780  RFD200  6100 
                                8163C840     2  RJA22802  8163CA00  RFD200  6100 
                                8163DAC0     3  RJA22803  8163DC80  RFD200  6100 
                                8163ED40     4  RJA22804  8163EF00  RFD200  6100 

解説

この出力でのすべての DGA デバイスと GGA デバイスは,それぞれ変更された HP クラス・ドライバ SYS$DKDRIVER および SYS$GKDRIVER 経由でアクセスされているので,新しいポート・ドライバと一緒に使っても安全です。

タイプが MRD200 の物理デバイスは弊社が認定したデバイスではありませんが, IOLOCK8 問題は発生しません。このデバイスは GGAx ユニット経由でアクセスされるため,変更された HP 汎用クラス・ドライバ SYS$GKDRIVER が使われるからです。

RJA デバイスは,変更された HP クラス・ドライバで制御されないため,新しいポート・ドライバでは動作しません。


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