HP OpenVMS Systems Documentation |
| 前へ | 次へ | 目次 | 索引 |
OpenVMS の InfoServer ユーティリティを使って FDDI ネットワーク・アダプタ経由でクライアントをブートする機能はサポートされていません。
3.13 DCL コマンドの SET PASSWORD の新しい修飾子
DCL コマンドの SET PASSWORD は,/PROMPT 修飾子で, 2 つの値 /PROMPT=FIXED と /PROMPT=VARIABLE を受け付けるようになりました。 DCL コマンド・プロシージャで SET PASSWORD コマンドを使う場合には, /PROMPT=VARIABLE 修飾子は使わないでください。使った場合には動作は正常に行われますが,障害ステータスが出た場合は,表示されるだけで DCL には返されません。
3.14 メディア使用前の INITIALIZE/ERASE
ストレージ・メディアを初めて使用する前に,ストレージ・メディアに対して DCL コマンド INITIALIZE/ERASE を実行することをお勧めします。このようにすることで,別のオペレーティング・システムや診断ツールでそれまで使っていた古いデータを削除することができます。
このような古いデータがあった場合には,コンソール・コマンドの出力では,次の例に示すように,3 つの疑問符 (???) で示されます。
Shell> ls fs1:\
Directory of: fs1:\
00/00/07 19:16p 1,788,984,016 ???
00/00/80 12:00a 0 ???
2 File(s) 1,788,984,016 bytes
0 Dir(s)
|
この問題は,将来のリリースで修正される予定です。
3.15 XML-C 製品の ZIP ファイル
OpenVMS for Integrity サーバの XML-C 製品は, ZIP ユーティリティでアーカイブされた形態で自己解凍形式の実行可能ファイルが提供されます。 XML-C のインストール・マニュアルでは,この実行可能ファイルを使って製品をインストールする方法が説明されています。インストールを開始する前に, ZIP ファイルを解凍して実行可能ファイルを取り出してください。
3.16 OpenVMS e-Business and Integration Infrastructure Package の使い方
OpenVMS e-Business and Integration Infrastructure Package for OpenVMS は, OpenVMS システムでは Files-11 ファイル構造として, Windows,Linux,UNIX システムでは ISO 9660 ファイル構造として見えるように, 2 枚の CD に収められています。
インストール
コンポーネントのインストール・キットとマニュアルは, 2 枚の CD に分かれています。コンポーネントのインストールは,OpenVMS Alpha システムでのみ実行でき,最上位の index.html ファイルで指定されている特定の CD からのみ行うことができます。
マニュアル
OpenVMS システムでは,マニュアルはマウントしている CD に応じて部分的に表示されます。コンポーネントのマニュアルは,その CD に含まれているコンポーネントに対応した分だけが参照できます。
Windows,Linux,UNIX システムでは,両方の CD で全部のコンポーネント・マニュアルが表示できます。
3.17 Performance Data Collector for OpenVMS (TDC)
OpenVMS Version 8.3-1H1 をインストールすると, TDC_RT Version 2.2-107 がインストールされます。次の TDC Web サイトには, TDC Version 2.2-108 へのアップデート・ファイルが用意されています。
http://www.hp.com/products/openvms/tdc/ |
TDC Version 2.2-108 では, TDC_RT Version 2.2-107 で見つかったいくつかの問題が修正されています。また,TCPware および MultiNet 環境でインターネット・メトリックスの収集ができるようになり,いくつかのデータ・レコードに対してメトリックスが追加され,TDC Software Developers Kit には新しいプログラミング機能とサンプル・コードが用意されています。
3.18 C++ コンパイラ
Integrity サーバ用の C++ Version 7.2 for OpenVMS では,マクロ __INITIAL_POINTER_SIZE に 0 が設定済みです。これは,C++ Version 7.1 Compiler では未定義のままでした。これは C++ Version 7.2 を C コンパイラと調和させ, pointer_size プラグマをサポートするための意図的な変更です。 C++ Version 7.1 ではサポートしていません。
この変更によって,ポインタ・タイプを宣言しているシステム・ヘッダ・ファイルで選択される特定の宣言を使っていて,今まで正常にコンパイルされたコードで診断メッセージが表示されることがあることに注意してください。 starlet ヘッダを使って,__NEW_STARLET を定義してコンパイルするアプリケーションで,このメッセージが表示されることがあります。
新しい宣言に合わせてアプリケーションのソース・コードを変更することができない場合には,CXX コマンド行にコマンド行修飾子 /UNDEF=__INITIAL_POINTER_SIZE を追加して, C++ Version 7.2 コンパイラによって,上記のマクロが定義されないようにし, Version 7.1 コンパイラの場合に定義しているのと同じ宣言がシステム・ヘッダで提供されるようにしてください。
3.19 DCE IDL C++ アプリケーションのビルド
CXX Version 7.2 以降で DCE IDL C++ アプリケーションをビルドすると,リンカから未定義シンボルの警告が出力されます。これは既知の問題です。 HP サポート・サービスに連絡して,この警告が表示されないようにするために必要なパッチを要求してください。
3.20 インストール時の CDSA エラー
OpenVMS Version 8.3-1H1 にアップグレードするときに,以下のエラーが表示されることがあります。これらのエラーは無視してかまいません。 CDSA と Secure Delivery は正常に動作し, PCSI キットも正常かつ安全にインストールされます。
CDSA-I-Init, CDSA has previously been initialized on this system. CDSA-I-Init, Re-initializing CDSA. CDSA-I-Init, Initializing CDSA MDS installed successfully. Module installed successfully. Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module: MDS Error (common-DL): 300A (Code #300A)! Module installed successfully. Module: MDS Error (common-DL): 300A (Code #300A)! CDSA-I-Init, CDSA Initialization complete CDSA-I-Init, Initializing Secure Delivery. Install completed successfully. Module: MDS Error (Clean): 300A (Code #300A)! Module installed successfully. CDSA-I-Init, Secure Delivery Initialization complete |
3.21 FREEWARE_README.TXT ファイルのアップデート
OpenVMS の各 Freeware CD に収められている [FREEWARE]FREEWARE_README.TXT のアップデート・ファイルは,次の OpenVMS Freeware Web サイトからダウンロードできます。
http://www.hp.com/go/openvms/freeware/ |
このアップデート・ファイルには,表示されるバージョン番号の V7.0 から V8.0 への修正を初めとして,その他のアップデートや修正が含まれています。
OpenVMS Freeware の慣例として, OpenVMS Freeware Web サイトには,既存のファイルのアップデートと新しいパッケージが用意されています。
3.22 プロセス/アプリケーションがハングする
lib$find_image_symbol ランタイム・ライブラリ・ルーチンの LIBRTL ドキュメントには,以下の制限事項が適用されます。
pthread (またはそれよりも古い CMA スレッド・インタフェース) を使っている共用可能イメージをアプリケーションでダイナミックにアクティベートしている場合には,メイン・イメージに pthread$rtl イメージをリンクする必要があります。
3.23 プロビジョニング
ここでは, OpenVMS V8.3-1H1 でのプロビジョニングについて説明します。
3.23.1 BL860c システムは電源をオンにしておく必要がある
BL860c サーバ・ブレードのプロビジョニングでは,システムの電源をオンにしておく必要があります。システムの電源がオフになっていると,iLO にはアクセスできますが,アップグレードおよびインストールは失敗します。
3.23.2 InfoServer の名前の長さ
プロビジョニングを正しく行うためには, InfoServer の名前は 12 文字未満である必要があります。これは一時的な制限事項です。
3.23.3 複数サーバのプロビジョニング
HP SIM のプロビジョニング (InfoServer または vMedia) では,同時に複数のサーバをプロビジョニングできますが, vMedia を HP SIM なしで,単独で使う場合には,一度に 1 つのサーバしかプロビジョニングできません。
3.23.4 HP SIM Central Management Server からのプロビジョニング
OpenVMS は,Microsoft Windows 2003 Server または Suse Linux が動作している HP SIM Central Management Server からプロビジョニングできます。
3.23.5 OpenVMS InfoServer とサーバ・ブレードは同一 LAN 上に
サーバ・ブレードをプロビジョニングするためには, OpenVMS InfoServer とサーバ・ブレードを同一 LAN 上に配置しておく必要があります。
3.23.6 EFI ファームウェア
BladeSystem の EFI ファームウェア・バージョンは,5.0 以降である必要があります。
3.23.7 Management Processor
Management Processor では, Advanced iLO-2 ファームウェアが動作している必要があります。
3.24 SYS$LDDRIVER の制限事項
SYS$LDDRIVER.EXE は,フリーウェアの擬似デバイス・ドライバです。これを使うと,OpenVMS オペレーティング・システムで仮想ディスクが作成できます。 OpenVMS V7.3-1 以降では,このドライバは SYS$COMMON:[SY$LDR] 内に置かれ,CDRECORD または COPY/RECORDABLE_MEDIA を使った CD や DVD のマスタリングのためのソース仮想ディスクの作成をサポートしています。このフリーウェアのドライバの使用はこの形式でのみサポートされています。これ以外での使用は,下記のように規定された,フリーウェアの使用上の制限事項に該当します。
OpenVMS Freeware はそのままの状態で保証なしで提供されます。配布や再配布についての制限はありません。弊社では,このソフトウェアについてのサービス,ソフトウェアの修正,および正常な動作に関する保証は行いません。
3.25 ディレクトリ・ファイルの RMS $PARSE 検証
OpenVMS V8.3 から,$PARSE サービスは,ディレクトリ指定に該当するすべてのディレクトリを検証して,ディレクトリ特性がセットされていることを確認するようになりました。以前の OpenVMS バージョンでは,
.DIR拡張子を持つがディレクトリでないファイルにアクセスを試みると,必ずしも
$PARSEサービスからではなく,
$OPENサービスから
SS$_BADIRECTORYエラーが返されました。 V8.3 から,エラーは必ず
$PARSEサービスから返されるようになりました。ただし,構文チェックだけの
$PARSEについては除きます。
3.26 SCACP エラー・カウンタが再送エラーをレポートすることがある
システムの PEA0: デバイスが多数のエラーを表示する場合には,これらのエラーは再送エラーであり,実際のエラーではありません。実際のエラーを確認するには,SCACP ユーティリティを使って PEA0 チャネルで多数の再送が行われているか確認し,LANCP ユーティリティを使って,PEdriver が使っている LAN デバイスで実際のデバイス・エラーがあるか確認する必要があります。再送は行われているけれども,デバイス・エラーは発生していない場合には, PEA0: デバイス・エラーは再送エラーであり,実際のエラーではない可能性があります。
3.27 シリアル・ポートの名前
OpenVMS での列挙は,OpenVMS の汎用デバイス・タイプ命名規則に従って,デバイスに英字と番号を割り当てる作業です。シリアル・ポートの場合には,この列挙は TTA0,TTB0,...のようになり,汎用シリアル・ポート・デバイスの場合には,EFI Boot Manager または EFI シェル・プロンプトでシステムのプライマリ・コンソールとして選択したシリアル・ポート・デバイスに対して, OPA0 となります。
OpenVMS V8.2 では,Alpha ベース・システムの OpenVMS で確立された規則と前例に従って,システム・シリアル・ポートを列挙してきました。 OpenVMS V8.3 では,これらの規則が破棄され,エンド・ユーザから見て一貫性のないポート命名規則が使われるようになりました。特に,V8.2 から V8.3 へ移行する場合に顕著です。
OpenVMS V8.3-1H1 では,HP Integrity の OpenVMS V8.2 で確立された一貫性のあるシリアル・ポート命名規則に戻りました。シリアル・ポートの名前を不必要に変更しないためと, OpenVMS Alpha システムのポリシーに合わせるためです。シリアル・ポートは複数の機能をサービスする等の理由から,シリアル・ポートの名前は変わる可能性があります。
プライマリ・コンソールとして選択したシリアル・ポートは,必ず OPA0 になります。グラフィック・コンソールをプライマリとして選択した場合には,キーボードとグラフィックス・ディスプレイで OPA0 が構成され,シリアル・ポートには TTA0,TTB0,...のような名前が割り当てられます。
Integrated Lights Out (iLO) Management Processer (MP) のシリアル・ポートは,プライマリ・コンソールとして選択しない限り,シリアル・ポートとして接続されず,オペレーティング・システムからは表示されません。これは汎用的な使用には適していません。汎用シリアル・ポートに必要なデータ・レートのサポートができないためです。これは大部分のシステムで,オプションのコンポーネントです。システムに付属しているオプションのリスト,または次の Web サイトにあるシステム・マニュアルを確認してください。
http://docs.hp.com |
プライマリ・コンソールとして選択できるシリアル・ポートには, iLO と Baseboard Management Console (BMC) の 2 つがあります。どちらをプライマリ・コンソールとして選択しても, OpenVMS では OPA0 と表示されます。そしてシステムに他のシリアル・ポートがある場合には, TTA0 または TTB0 と表示されます。次の表に,略語とその定義を示します。
| 略語 | 定義 |
|---|---|
| MP | iLO MP のシリアル・ポート。このコンポーネントはシステムによってはオプションです。 |
| BMC | BMC のシリアル・ポート。このコンポーネントはすべてのシステムが備えているわけではありません。 |
| AP | 補助ポート。16550 互換の補助シリアル・ポート。すべてのシステムが備えているわけではありません。 |
| VGA | グラフィック・コンソール。iLO-MP のオプションのコンポーネントです。システムに VGA オプションが付属していない場合には, PCI スロットのいずれかにグラフィックス・オプションをインストールすることで,この機能が利用できます。 |
| NA | 該当なし。 |
| NC | OpenVMS ではシリアル・ポートとして構成されません。 |
| NS | サポートされていません。 |
次の表に,この節でふれた背面パネルの図の参照先を示します。
| プラットフォーム | 背面パネルの図 |
|---|---|
| rx1600, rx1620 | http://docs.hp.com/en/AB430-96004/ch03s03.html#i1021437 |
| rx2600, rx2620 | http://docs.hp.com/en/AD117-9003A/ch02s02.html |
| rx4640 | http://docs.hp.com/en/A9950-96009/A9950-96009.pdf |
| rx3600, rx6600 | http://docs.hp.com/en/AD217-9001A/ch02s03.html |
| rx2660 | http://docs.hp.com/en/AD217-9001A/ch02s02.html |
| rx8620 | http://docs.hp.com/en/A7026-96033/ch04s05.html |
| BL860c | http://docs.hp.com/en/AD217-9001A/ch02s01.html |
次の表に,上記の HP Integrity プラットフォームでのシリアル・ポート名を示します。プライマリ・コンソールとして選択したデバイスには,必ず OPA0 という名前が付きます。
| プラットフォーム | プライマリ・コンソール・ポート | MP | BMC | AP | VGA |
|---|---|---|---|---|---|
| rx1600
rx1620 |
MP (オプション)
BMC VGA (オプション) |
OPA0
NC NC |
TTA0
OPA0 TTA0 |
NA | OPA0 |
| rx2600
rx2620 |
MP (オプション)
BMC VGA (オプション) |
OPA0
NC NC |
TTB0
OPA0 TTB0 |
TTA0
TTA0 TTA0 |
OPA0 |
| rx4640 | MP
VGA (オプション) |
OPA0
NC |
NA | NA | OPA0 |
| rx3600
rx6600 |
MP (オプション)
BMC VGA (オプション) |
OPA0
NC NC |
TTA0
OPA0 TTA0 |
OPA0 | |
| rx2660 | MP
VGA (オプション) |
OPA0
NC |
NA | TTA0
TTA0 |
OPA0 |
| rx8620 | MP
VGA |
OPA0
NC |
NA | NA | OPA0 |
| BL860c | MP
VGA |
OPA0
NC |
NA | NA | OPA0 |
| 前へ | 次へ | 目次 | 索引 |