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HP OpenVMS Systems
Documentation




OpenVMS

OpenVMS
システム管理ユーティリティ・リファレンス・マニュアル


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6.4.7 SHUTDOWN

SHUTDOWN は,システムをシャットダウンし,手作業によるリブートを待機します。SETPARAMS フェーズで出力された新しいシステム・パラメータ値を使用するには,SHUTDOWN または REBOOT を終了フェーズとして指定します。 DCL の DEFINE コマンドを実行して論理名 AGEN$SHUTDOWN_TIME を定義すれば,シャットダウンするまでの時間を分単位で指定することができます。

SHUTDOWN では,SETPRV 特権が必要です。

6.4.8 REBOOT

REBOOT は,システムを自動的にシャットダウンしリブートすることによって,新しいパラメータ値をインストールします。 SETPARAMS フェーズで出力された新しいシステム・パラメータ値をインストールするには,SHUTDOWN または REBOOT を終了フェーズとして指定します。DCL の DEFINE コマンドを実行して論理名 AGEN$SHUTDOWN_TIME を定義すれば,シャットダウンするまでの時間を分単位で指定することができます。

REBOOTを実行するには,SETPRV特権が必要です。

6.4.9 HELP

HELPはAUTOGENに関するヘルプ情報を画面に表示します。HELPフェーズは監視フェーズ・コマンド行パラメータとしてのみ使用できます。監視フェーズに対して HELPを指定した場合には,終了フェーズと実行モード・パラメータは無視されます。

6.5 実行モード

実行モードは,AUTOGENがフィードバックを使用する方法を制御するために, AUTOGENの起動時に指定します。 表 6-2 は実行モード・オプションの一覧を示しています。

表 6-2 AUTOGEN 実行モード
オプション 説明
FEEDBACK AUTOGEN をフィードバック・モードで実行し,SAVPARAMS フェーズで収集された動的なフィードバックをもとに計算を行うことを指定する。
NOFEEDBACK フィードバックを使用しないで計算することを指定する。SAVPARAMS フェーズからのフィードバックは無視される。 NOFEEDBACK モードは,システムのインストール時やアップグレード時に使用する。オペレーティング・システムの以前のバージョンにおける実行モード・オプション INITIAL に相当する。
CHECK_FEEDBACK フィードバックが正しい内容である場合,フィードバックをもとに計算することを指定する。フィードバックの内容がまちがっている恐れがある場合,フィードバックは使用しないが, AUTOGEN は終了フェーズまで動作を続ける。
ブランク 実行モードを指定しない場合,フィードバックをもとに計算する。ただし,GENFILES,SETPARAMS, SHUTDOWN,REBOOT のいずれかを終了フェーズとして指定している場合でも,フィードバックの内容がまちがっている恐れがあれば,計算を行ってフィードバック・レポートを出力した後,パラメータやシステム・ファイルを変更しないまま AUTOGEN は終了する。

6.6 AUTOGEN で使用するファイル

表 6-3 は,AUTOGEN が各フェーズで使用するファイルの一覧です。

表 6-3 AUTOGEN が使用するファイル
AUTOGEN フェーズ 入力ファイル1 出力ファイル1
SAVPARAMS なし AGEN$FEEDBACK.DAT
GETDATA NEWPARAMS.DAT 2
CLU$PARAMS.DAT
CLU$PARAMS.DAT
  AGEN$FEEDBACK.DAT
CLU$PARAMS.DAT
MODPARAMS.DAT
PARAMS.DAT 3
GENPARAMS PARAMS.DAT SETPARAMS.DAT
VMSIMAGES.DAT
AGEN$PARAMS.REPORT
TESTFILES PARAMS.DAT SYS$OUTPUT
GENFILES PARAMS.DAT PAGEFILE.SYS
SWAPFILE.SYS
(および二次ページ・ファイルと
二次スワップ・ファイル)
SYSDUMP.DMP
AGEN$PARAMS.REPORT
SETPARAMS SETPARAMS.DAT +VAXVMSSYS.PAR (VAX)
++ALPHAVMSSYS.PAR (Alpha)
*IA64VMSSYS.PAR (I64)
AUTOGEN.PAR
+VAXVMSSYS.OLD (VAX)
++ALPHAVMSSYS.OLD (Alpha)
*IA64VMSSYS.OLD (I64)
SHUTDOWN なし なし
REBOOT なし なし


1VMSIMAGES.DAT 以外のすべてのファイルは, SYS$SYSTEM ディレクトリに常駐します。インストール済みイメージ・リストを格納する VMSIMAGES.DAT は,SYS$MANAGER ディレクトリに常駐します。
2ソフトウェア・インストール・キットから。
3収集したハードウェア構成情報も含みます。

6.7 AUTOGEN 使用法の要約

AUTOGEN コマンド・プロシージャは,システムをインストールしたりアップグレードしたりするときに自動的に実行し,システム・パラメータの値とシステム・ページ・ファイル,システム・スワップ・ファイル,システム・ダンプ・ファイルのサイズを設定します。

AUTOGEN を実行すると,システム・パラメータ値とシステム・ファイル・サイズが再設定されます。新しいパラメータ値とファイル・サイズは,次回システムをブートしたときに有効となります。


形式

@SYS$UPDATE:AUTOGEN [開始フェーズ] [終了フェーズ] [実行モード]


パラメータ

start-phase (開始フェーズ)

AUTOGEN が実行を開始するフェーズを指定します。終了フェーズ パラメータのオプションは,「 第 6.4 節 」に一覧してあります。

開始フェーズに指定するフェーズのシーケンスは,終了フェーズと同じであるかそれより前でなければなりません。フェーズのシーケンスは,「 第 6.4 節 」に一覧してあります。開始フェーズ パラメータにオプションを指定しない場合,ヌルの引数 ("") を入力してください。省略時の開始フェーズは,GENPARAMS です。

end-phase (終了フェーズ)

AUTOGEN が実行を終了するフェーズを指定します。終了フェーズ パラメータのオプションは,「 第 6.4 節 」に一覧してあります。終了フェーズを指定しない場合,開始フェーズと同じ値が終了フェーズとして使用されます。

execution-mode(実行モード)

次のいずれかの実行モード・オプションを指定し,AUTOGEN によるフィードバックの利用方式を制御します。

それぞれの実行モード・オプションについては, 表 6-2 で説明してあります。


説明

AUTOGEN を起動するには,DCL コマンド・プロンプトに対して,次の構文を使用してコマンドを入力します。


$ @SYS$UPDATE:AUTOGEN [start-phase] [end-phase] [execution-mode] 

終了フェーズ・パラメータとして SHUTDOWN または REBOOT を指定した場合を除き,コマンドの処理が終了すると,DCL レベルに戻ります。


第 7 章
バックアップ・ユーティリティ (BACKUP)

7.1 BACKUP について

バックアップ・ユーティリティ (BACKUP) は,ファイル,ディレクトリ,ディスクのコピーを作成することにより,データの消失や破損を防止します。たとえばディスク・ドライブなどに障害が発生しても,バックアップ・コピーを復元して作業を続けることができます。

BACKUP でファイルをセーブすると,これらのファイルは, セーブ・セット と呼ばれる特殊ファイルに書き込まれます。セーブ・セットは,BACKUP だけが解釈できる形式で書かれています。ただし,Files-11 ディスクに格納されているセーブ・セットは OpenVMS 標準ファイルなので,コピー,名前の変更,削除,およびバックアップが行えます。磁気テープ上のセーブ・セットには必ず BACKUP コマンドを使用するようにし, DCL の COPY コマンドでディスクにコピーしないようにしてください。

BACKUP で行う作業は,次のとおりです。

これら作業の実行についての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

注意

レイヤード・プロダクトには,独自のバックアップ・プロシージャを使用しているものがあります。詳細については,それぞれのマニュアルを参照してください。

BACKUP により,ディスクのフラグメンテーションも防止できます。ディスク上にファイルを作成し拡張していくと,フラグメンテーションが発生する恐れがあります。連続ブロックにファイルを格納できなくなると,ファイル・システムは,非連続ブロックにファイルを格納します。結果的に,ディスクのフラグメンテーションが進み,システムの性能が劣化します。このフラグメンテーションを避けるには,ディスクのイメージ・バックアップをとり,バックアップ・コピーを復元します。イメージ・バックアップを復元したとき,BACKUP がファイルを連続的にディスクに格納します。

通常のファイル,ディレクトリ,またはディスクだけでなく, OpenVMS システム・ディスクもバックアップするようにしてください。ユーザ各自が自分のシステム・ディスクのバックアップをとるようにしてもよいし,大規模なシステムでは,オペレータやシステム管理者の役割としてもよいでしょう。

システム・ディスクをバックアップするには,2 通りの方法があります。

スタンドアロン BACKUP およびメニュー方式のプロシージャについての詳細は,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。

バックアップ処理には,次の種類があります。

BACKUP は,索引ファイルとストレージ・ビットマップのコピーを保持するために仮想メモリを割り当てます。より大きなビットマップの場合は,それに応じて,BACKUP ユーティリティのためにより多くの仮想メモリが必要になります。大きなビットマップがあるボリューム上で BACKUP を使用するには,ページ・ファイル・クォータを大きくする必要があります。 OpenVMS VAX システムの場合は,システム・パラメータ VIRTUALPAGECNT も大きくする必要があります。

ビットマップのために必要な仮想メモリ・サイズは,ビットマップのブロックごとに,VAX ページ (Alpha および I64 では 512-byte ページレット) です。 BACKUP ユーティリティでは,ビットマップのために必要な仮想メモリの量は,ボリューム・セット上の全索引ファイル・ビットマップのサイズの合計に等しくなります。このメモリの必要条件は,BACKUP ユーティリティの基本的なバッファ・プールに追加されるものであることに注意してください。

次に BACKUP コマンド行の形式について説明します。

7.2 BACKUP コマンド行の形式

BACKUP 処理を行うには,DCL の BACKUP コマンドを次の形式で入力します。


BACKUP 入力指定子 出力指定子 

BACKUP は,入力指定子と出力指定子をもとに,行うべき処理タイプを判断します。また,入力指定子によって入力対象物の記憶位置を調べ,出力指定子によって出力先を指定します。

7.3 BACKUP の入力指定子と出力指定子

BACKUP は,複数の種類の入力と出力を処理できます。入力指定子と出力指定子は処理タイプによって異なりますが,OpenVMS 標準ファイル指定, BACKUP セーブ・セット指定,そしてデバイス指定が指定子として使用できます。デバイス指定では,ディスク・ボリュームや磁気テープ・ボリュームが指定できます。

有効な OpenVMS ファイル指定であれば,どれでも入力または出力指定子に使用できます。ただし,ノード名をファイル指定に使用することはできません。ワイルドカード文字を使用すれば,複数のファイル指定を単一の BACKUP 処理の入力として指定できます。

BACKUP セーブ・セット指定は,BACKUP セーブ・セットを指定するファイル指定です。BACKUP でセーブしたファイルやボリュームは,セーブ・セットに書き込まれます。セーブ・セットを他の BACKUP 処理の入力として指定できます。セーブ・セット指定については,OpenVMS ファイルの指定規則に従ってください。ディスク・ファイルの指定方法については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』を参照してください。磁気テープ・ファイルの指定方法については,『OpenVMS システム管理者マニュアル』を参照してください。セーブ・セット指定のファイル・タイプには,省略時のファイル・タイプはありませんが,通常は BCK または SAV を使用します。

セーブ・セット名には,OpenVMS ファイル名とファイル・タイプの両方が有効であれば使用できます。ただし,磁気テープ上にセーブ・セットを作成する場合は,次の制約があります。

BACKUP の入力または出力指定子に使用するデバイス指定については,『OpenVMS ユーザーズ・マニュアル』に記述された規則に従ってください。

省略時の BACKUP は,Files-11 ディスクを指す入力または出力指定子をファイル指定とみなします。したがって,Files-11 ボリューム上のセーブ・セットを指定するには,指定子に /SAVE_SET 修飾子を含めなければなりません。/SAVE_SET を参照してください。磁気テープを指す入力または出力指定子は,セーブ・セットとして扱われます。

注意

BACKUP コマンドの入力指定子と出力指定子の両方にセーブ・セットを指定することはできません。このため,磁気テープ間で BACKUP 処理を行うことはできません。

表 7-1 に,入力指定子と出力指定子を処理タイプ別に示します。

表 7-1 BACKUP 処理タイプ別の入力と出力
処理 形式
セーブ BACKUP ファイル指定 セーブ・セット指定
セーブ (イメージ) BACKUP/IMAGE デバイス指定 セーブ・セット指定
セーブ (物理からディスクへ) BACKUP/PHYSICAL デバイス指定 デバイス指定
復元 BACKUP セーブ・セット指定 ファイル指定
復元 (イメージ) BACKUP/IMAGE セーブ・セット指定 デバイス指定
復元 (ディスクから物理へ) BACKUP/PHYSICAL デバイス指定 デバイス指定
復元 (テープから物理へ) BACKUP/PHYSICAL セーブ・セット指定 デバイス指定
コピー BACKUP ファイル指定 ファイル指定
コピー (イメージ) BACKUP/IMAGE デバイス指定 デバイス指定
コピー (物理からテープへ) BACKUP/PHYSICAL デバイス指定 セーブ・セット指定
比較 BACKUP/COMPARE ファイル指定 ファイル指定

BACKUP/COMPARE セーブ・セット指定 ファイル指定

比較 (イメージ) BACKUP/COMPARE/IMAGE セーブ・セット指定 デバイス指定

BACKUP/COMPARE/IMAGE デバイス指定 デバイス指定

比較(物理) BACKUP/COMPARE/PHYSICAL デバイス指定デバイス指定

BACKUP/COMPARE/PHYSICAL セーブ・セット指定デバイス指定

リスト 1 BACKUP/LIST[=ファイル指定] セーブ・セット指定

BACKUP/LIST[=ファイル指定] デバイス指定

ジャーナルの作成 BACKUP/JOURNAL[=ファイル指定] ファイル指定 セーブ・セット指定
ジャーナル・リスト BACKUP/JOURNAL[=ファイル指定] /LIST[=ファイル指定]


1この表内の他の処理にも使用できる。


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