日本語 DECprint Supervisor for OpenVMS
システム管理者ガイド


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D.14 ジョブのキューへの再登録

プリンタに接続しているときにネットワーク・エラーが発生した場合には, CPS V4.1は/HOLD属性を使用してジョブをキューに再登録します。DCPSでは /HOLD属性を使用せずに,ジョブをキューに再登録します。

D.15 ストリーム・ファイルの読み込み

PostScript ファイルのレコード属性がSTREAM,STREAM_LF, STREAM_CRのいずれか場合,このファイルはブロック・モードで読み込まれます。このため,DCPSでは,CPSで印刷できなかった非常に長いストリーム・レコードを印刷できます。このタイプのファイルはPCの通信プログラムで書き込まれることがあります。

D.16 コピーは新しい用紙で開始

/COPIES=n で,n が2以上の場合には, NUMBER_UPやSIDES=2を指定して印刷しても,各コピーは新しい用紙に印刷されます。CPS V4.1で PostScript ジョブを印刷した場合には,このようにはなりません。

D.17 ジェネリック・キューの再起動

シャットダウン時に,OpenVMSは実行キューを停止しますが,ジェネリック・キューは停止しません。この結果,システムを再起動すると,ジェネリック・キューは誤った属性が設定されている場合でも,動作を開始します。CPS V4.1でジェネリック・キューを起動すると,キューがすでに実行中であることを示す警告メッセージが表示されます(OpenVMS V5.5の場合)。DCPSでジェネリック・キューを起動した場合には,すでに実行中のキューは停止され,再起動されます。

D.18 Proprinterトランスレータ

DCPSには,Proprinterから PostScript 形式へ変換する新しいトランスレータが含まれていますが,CPSではこのトランスレータは提供されていませんでした。 PROPRINTERデータ・タイプの使用についての一般的な説明は,『 DCPS ユーザーズ・ガイド』を参照してください。

D.19 DCPSおよびPATHWORKSライブラリ

PATHWORKS for OpenVMS (Macintosh)では,独自の装置制御ライブラリ, MSAP$DEVCTL.TLB が作成され,CPSライブラリが存在する場合には,そのライブラリにもモジュールが登録されます。これらのモジュールは, DCPSライブラリには登録されません。この問題を解決するには,DCPSライブラリとPATHWORKSライブラリの両方を指すサーチ・リストとして,DCPS_LIBを定義してください。この操作方法については,DCPS$STARTUP.TEMPLATE の例に示されています。

注意

PATHWORKS for OpenVMS (Macintosh) は廃止され,サポートされなくなりました。

D.20 MacintoshおよびPCファイルの印刷

DCPSには新しい PostScript サンプル・ファイルが含まれており,弊社の PrintServerプリンタでMacintoshファイルとPCファイルの印刷を改善できます。

D.21 Colormate PSのカラー機能の改善

Colormate PSのカラー転送機能は,グレイ・スケール・イメージが茶色になる問題や,自然イメージで人間の肌色がきれいに表現されないという問題を回避するように変更されています。Colormate PSは,よりよいグレイ・スケール・イメージと自然な肌色を実現できるように,新しい初期設定のカラー転送機能を使用して印刷を実行します。したがって, Colormate PSで印刷する場合には,次のことに注意してください。

D.22 セキュリティ・メッセージの印刷

DCPSには,新しいサンプル・ファイルが添付されています。


SYS$COMMON:[SYSHLP.EXAMPLES.DCPS]CONFIDENTIAL.PS 

このファイルには,各ページの一番上と一番下にオーバレイとして(つまり,ページの内容を出力した後),"Confidential"を出力するための showpageオペレータの再定義方法が示されています。


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